新宿アート・コンペティション

空間デザイン

学生及び若手アーティストが創作するオブジェやモニュメント等の空間造形作品を審査、表彰するアートイベントです。「デザイン×未来」をテーマに、若い才能が斬新なデザイン力をもった素材とカタチで新たな都市空間を生み出します。一次審査を通過した作品は、新宿センタービルで展示されます。

展示期間
8月21日(金)~9月6日(日)
展示会場
新宿センタービル1Fロビー
審査委員長
岡田 勉(スパイラル/(株)ワコールアートセンター チーフキュレーター)
審査委員
鈴野 浩一(建築家 トラフ建築設計事務所)
松原 亨(カーサブルータス編集長)
寶神 尚史(建築家 日吉坂事務所)
萬代 基介(建築家 萬代基介建築設計事務所)
吉住 健一(新宿クリエイターズ・フェスタ実行委員会委員長・新宿区長)
プロデューサー
牧村 真史(集客創造研究所長)

2015 ノミネート作品 学生部門

MILLE FEUILLES (1000枚の葉プロジェクト)

MILLE FEUILLES (1000枚の葉プロジェクト)

工学院大学 建築学部 建築学科 鈴木敏彦研究室

  • 加藤達也
  • 浅倉啓多
  • 市村友一
  • 大島奈々美
  • 太田結
  • 岡部翔平
  • 小向叶恋
  • 高橋奈々
  • 廣瀬一樹
  • 村上慶言

創造したMILLE FEUILLESは1000枚の葉で、囲まれた空間を表現している。さらに来館者に1枚ずつ葉をつけてもらうことで、自然の広がりを見せる。葉には自由につぶやきを書いてもらい、私たちがSNSを用いて発信する。葉がツナガル事で、人々のツナガリも広がる。自然と寄り添う未来でこそコミュニティが創り上げられるのではないか

甘雨 ―雨は場を育む―

甘雨 ―雨は場を育む―

神戸大学大学院 工学部 建築学科 槻橋研究室

  • 中川絵理香
  • 友渕貴之
  • 楠目晃大
  • 小林達矢
  • 森田久也
  • 鎌田悠也

新宿に憂鬱な雨が降り注ぐ。
家路へ急ごうとすると、突如、雲のようなものが現れる。
雨が草木を育むかのように、雨は雲にいのちを与える。
雲はどんどんと雨水を吸収し、膨らんでいく。
未来の都市では、表層的な自然だけではなく、そのうつろいさえ取り込み、可視化する。

QRコード −情報と感覚の考察−

QRコード −情報と感覚の考察−

京都市立芸術大学 美術学部 美術科 高橋ゼミ

  • 関 雄輔

当たり前のように、高速で流れては消えていく情報の中に、私たちは生きている。そのような中に、日常的に身を置くことで、その情報は、ただの消費物になっていく。今、私たちが体験し、知覚しているものは、歴史の教科書に記述されたただの文ではない多感覚的なものであるはずである。未来の情報のスタンダードは、他の感覚的刺激が付随すると思う。それを、表現テーマとした。

「見上げた先には」

「見上げた先には」

女子美術大学 芸術学部デザイン工芸学科プロダクトデザイン専攻田村俊明教授

  • 早弓奈々
  • 加藤万貴
  • 松本華那
  • 高波優貴
  • 武田峲湖
  • 土屋和子
  • 中村聡美
  • 福岡蘭
  • 丸山華月

水中から見上げた空のように
ゆらゆら ゆらゆら……不確かな存在
けれども、確実に目の先にある
私たちの未来はそんな姿ではないでしょうか?この空間は、現在の新宿を「水溜まり」集まる人や情報を「雨粒」人や情報の交差を「波紋」と考え新宿を可視化しました。

INVISIBLE CLEAR(見えない透明)

INVISIBLE CLEAR(見えない透明)

多摩美術大学 美術学部 環境デザイン学科 米谷ひろし准教授

  • 西毅徳

光を通し視界を遮るモノは障子やカーテンやブラインドなどがある。これらは色があることで見えなくなる。もし、完全に無色透明なモノで視界を遮り、見え方を変えることができれば、そこに新しい世界の可能性があると考えた。この作品は完全に透明でありながら視界を遮り、景色が変容する不思議な世界を生み出す。

夢いっぱい!の未来へ一杯!まず乾杯!

夢いっぱい!の未来へ一杯!まず乾杯!

東京理科大学 工学部 建築学科 坂牛研究室

  • 田中比呂夢
  • 岩佐侑紀
  • 五十嵐楽
  • 小倉源吾
  • 支小咪
  • 平野巧也
  • 山本稜
  • 鈴木智子
  • 高野遼太
  • 田中紀江
  • 田中健志
  • 鳥谷尾美弥
  • 中川勝貴
  • 増田有佐
  • 長谷川理子
  • 熊澤祥平

未来は明日の積み重ねです。
そこで明日への活力を養う乾杯文化を表現しました。
乾杯することは、ただグラスをぶつけるだけでなく、それぞれのお酒(悩み・喜び)をぶつけあい、昇華する行為です。
お疲れさまとお互いを労うことで、未来への一杯を分かち合います。

テープ人間

テープ人間

日本工業大学 工学部 建築学科 小川研究室

  • 田村魁
  • 胡文璟
  • 田端由香
  • 伊藤万里
  • 大倉大輝
  • 小出眞依
  • 清水昂太
  • 田口梓
  • 長野孝廣
  • 山崎哲平
  • 若林英俊

1976年、家庭用ビデオの販売開始。人々は映像記録する/されることの自由と快楽に目覚めた。デジタル技術が高度に発達した今日、リベンジポルノやデジタルタトゥーなど、記録にまつわる負の側面が大きく取沙汰されている……40年前のあの日、私たちは未来永劫記録され続ける新たな種〈テープ人間〉に生まれ変わったのだ。

パラレルチューブ

パラレルチューブ

日本女子大学大学院 家政学研究科 住居学専攻 宮晶子研究室

  • 石塚真菜
  • 箕輪久子
  • 袴田千晶
  • 半田千尋
  • 福山真由
  • 一色紗綾
  • 小黒日香理
  • 中島由貴
  • 吉永沙織

それは、流れゆく風景を溶かし、世界の境界をぼかしていく。近づいてひとつひとつを覗いてみると、切り取られた風景は、それぞれ夢の中のようであり、此処にしかない場所である。身体と場所と時間をつなぐ「可能性の断片」。私たちが行うのは、無数の小さな可能性を見つめる親密な目を街の中に引き出すためのデザイン。

混線都

混線都

武蔵野大学 環境学部環境学科 都市環境専攻 水谷俊博研究室

  • 餓喜屋 明瑠
  • 内山衣理
  • 澤田和輝
  • 菊地晴香
  • 川喜田燿
  • 高山薫
  • 藤原郁美
  • 今村裕亮
  • 光田瑠衣

文明化されきた都市は、便利な機器であふれてきた。その大都市の象徴、新宿。の、中にたたずむひとつハンモック。このハンモックは、新宿の過去から今、そして未来を現している。これまで使われてきた電子機器やコードに埋もれながら、建物からも外に飛び出す。あたかもバーチャルなクラウドも夢想させる、このハンモックまで到達した人間達は、底知れぬ快感を得る。

都市の新しい皮膜

都市の新しい皮膜

早稲田大学理工学術院 建築学専攻 建築学科 古谷誠章研究室

  • 竹内朝子
  • 高橋喜子
  • 陳麟
  • 陳路
  • 仲西將

私たちが住む街の下にある広大な大地は、アスファルトに覆われ秘匿されており、風は堅い壁によって遮断される。
しかし、建築を支え、構成する素材は全て本来自然物であり、その繋がりは忘れてはならないのではないでしょうか。これからの都市に必要とされる自然と建築の関わり方とは何か、思索する空間を提案する。

2015 ノミネート作品 一般部門

叫繭

叫繭

  • 白川春水
  • 渡辺優也
  • 竹田雄亮

「叫びたい」
そう思った事はないだろうか。
怒り・悲しみ・恨み・・・・そして喜び。生きていれば叫びたくなる瞬間は必ずある。
だがそれを都心で行える大人は奇異な目でみられ、侮蔑されるのが常である。
開放の繭を想像する。
叫んでよいのだ。アートという繭に包まれた時、人は赤子の様に叫ぶ事を許される。

デジタル映像

国内の学生及び若いアーティストから映像作品を募集し、コンペティションを開催します。優秀作品は、新宿駅前の大型外頭ビジョンで作品を上映します。テーマは設けておりません。若い豊かな想像力で制作されたデジタル作品をお楽しみください!

  • アルタビジョン

    アルタビジョン

  • ユニカビジョン

    ユニカビジョン

展示期間
8月21日(金)~9月6日(日)
展示会場
アルタビジョン
ユニカビジョン
審査委員長
河口 洋一郎(東京大学大学院情報学環教授、CGアーティスト)
審査委員
野口 則行(新宿区副区長)
櫻井 圭記(シグナルエムディ プロデューサー)
宗片 純二(株式会社オムニバス・ジャパン CGスーパーバイザー)
特別審査委員
梶田 倫之(株式会社ユニカ PR事業部)
井上 尚志(株式会社スタジオアルタ メディア営業部)
担当プロデューサー
川村 順一(宝塚大学教授)

2015 ノミネート作品 学生部門

2015 ノミネート作品 一般部門