長坂真護「Still A Black Star」開催中!
新宿野村ビル1Fで、長坂真護さんによる展覧会「Still A Black Star」が開催中です!
昨年、長坂さんが訪れたアフリカ・ガーナの「アグボグブロシー」。
ここでは、先進国から送られてくる中古の電子機器(大半が使用不可という実態)を燃やして再利用可能な金属を取り出し、1日数百円という収入を得て生活している人々が大勢います。
しかし、電子機器を燃やすことによって発生する有毒ガスを毎日吸っている彼らは、健康に悪影響を及ぼし、20代という若さで癌で亡くなる人も多いのだとか。
長坂さんは、そのような現地の実態を多くの人に知ってもらうとともに、自分の芸術で彼らを救うことを目指し、「世界平和と環境保全の創造」をスローガンに現地の廃棄物を再利用した芸術作品「WE ARE THE SAME」を発表しました。
本フェスタでは、これまで発表した作品2点の展示のほか、3日間をかけて公開制作を行いました。
赤・黄・緑と黒い星。ガーナの国旗を表しています。
星の周りには、廃棄されたキーボード、電気タップ、リモコン、ゲームのコントローラー、スマートフォンなどの電子機器が散りばめられており、それらは汚れた黒い水と泥にまみれています。
電子機器を燃やし、生計を立てている現地の人を描いたものです。
長坂さんは昨年、スリーエムジャパン株式会社に現地の状況を伝え、たくさんの防毒マスクの協賛を得て、現地の人に渡して回ったのだそうです。
絵の額縁は、同じように現地の電子廃棄物で組み立てられています。
そしてこちらが、8月6日(月)~8日(水)の公開制作で描かれた作品。
中央に貼られているビニール袋は、どのような意味を持つのでしょうか・・・。
私たちの日常には、多くの電子機器が溢れ、何気なく新しいものに買い替え、いらなくなったものは捨てています。
長坂さんの作品から、日本とは遠く離れた場所で若くして命を落としている人たちのことを感じていただければと思います。
これまで、長坂さんが公開された映像をご紹介します。
We Are The Same [A trailer of Film] 予告編 visit Ghana, Africa.
2018/3/20 Still a Black Star at Ghana, Agbogbloshie
Still A Black Star
出展アーティスト:長坂 真護
期間:8月6日(月)~8月26日(日)
会場:新宿野村ビル 1F
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