8月9日(水)よりスタート! ~「さくら」さんがやってきた/テラコッタの魅力/吉田穂積展~
●「さくら」さんがやってきた (新宿三井ビル1F)
新宿三井ビルに「さくら」さんがやってきました!
こちらは、京成線柴又駅前広場にある「見送るさくら」像の石膏原型です。皆様ご存知、映画「男はつらいよ」の主人公「フーテンの寅」の妹・諏訪さくらさんですね。今年3 月、「フーテンの寅」像に向かい合う形で、新たに設置されました。
制作は、本フェスタ初出展となる吉田穂積さんです。
吉田穂積さんは、「寅さん記念館」のモニュメント制作を機に、「フーテンの寅」像、そして「見送るさくら」像を制作しています。
光を受けて輝く真っ白な石膏に、微笑みを浮かべた柔らかい表情。神々しささえ感じます。
西新宿を行き交う人々をそっと見送ってくれるさくらさんに、是非会いに行きましょう!
●テラコッタの魅力 (新宿野村ビル1F)
新宿三井ビルを出てすぐ、新宿野村ビルでは、同じく吉田穂積さんの「テラコッタの魅力」が開催されています。
テラコッタの風合いの温かさや柔らかさもさることながら、少し骨ばったところと肉感のあるところが合わさって、人の体の美しさを感じさせてくれる作品たちです。
●吉田穂積展 50年の制作を振り返る (中村屋サロン美術館)
最後は、中村屋サロン美術館。こちらでは、「吉田穂積展 50年の制作を振り返る」が開催されています。
学生時代は千駄ヶ谷に住んでいて、新宿中村屋周辺をよく訪れていたという吉田穂積さん。当時から荻原碌山制作の女像を見に通っていた吉田さんにとって、新宿中村屋は特別な場所。
今回は、吉田穂積さんが彫刻を志して50年という記念すべき年に、そんな特別な場所で行われる、これまでの吉田さんの歩みを振り返る展覧会です。
ブロンズ像やモニュメントの制作などができるのか。展覧会に人を呼ぶことができるのだろうか。ほとんど確信がない中で、とにかく目の前のことに打ち込んだ結果、こうして50年目の展覧会を迎えることができました。
時代が巡り、昔のものがまた新しいものとして再認識されるように、吉田穂積さんの50年の歴史を彩る作品群から、見る人にとっての新しい何かを感じ取っていただけるのではないでしょうか。
①「さくら」さんがやってきた
②テラコッタの魅力
③吉田穂積展 50 年の制作を振り返る
出展アーティスト:吉田 穂積
期間:8月9日(水)~9月3日(日)
会場:①新宿三井ビル1F
②新宿野村ビル1F
(※8月13日(日)は休館日のため、ご観覧いただけません。)
③中村屋サロン美術館
(※毎週火曜日休館)
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