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学生・若手アーティストの審査会が熱かった! その2(日本工業大学、工学院大学、東京理科大学、日本女子大学)

東京理科大学「夢いっぱい!の未来へ一杯!まず乾杯!」

新宿センタービルで話題のアート・コンペ出品作品。6人の審査員による熱い審査が行われました!

日本工業大学、工学院大学、東京理科大学、日本女子大学の作品と審査の様子をお伝えします。

●日本工業大学「テープ人間」

日本工業大学「テープ人間」

真っ黒な人がビデオの山の一番上で手をあげている…なんともユニークな作品ですが、なんと学生さんたちの説明によると、この実物大の人間などは3000個から4000個の針金でできたテープ人間の集合体なのだそうです。

針金で5センチくらいの人形を作り、テープを巻きつけていく…毎日200個づつ作ったというテープ人間に、審査員もびっくり。

たいへんな力作ですが、「これは、インスタレーションなの? 彫刻なの? デザインなの? 考えて作った?」「どこからビデオを運んだの?」と矢継ぎ早に質問が。

日本工業大学「テープ人間」

●工学院大学「MILLE FEUILLES (1000枚の葉プロジェクト)」

工学院大学「MILLE FEUILLES (1000枚の葉プロジェクト)」

たくさんのケヤキの葉にメッセージを書いてもらい、それをツイッターにUPしている工学院大学の作品です。

「葉がツナガル事で、人々のツナガリも広がる」という説明を聞いた審査員から、「本当に1000枚あるの?」と質問が。700枚くらいまでは作って、それからは来場の人につけてもらっているそうです。

構造的に意外と丈夫であることを説明すると、建築系の先生方から「ふむ、これは考えている!」と好評価が。

工学院大学「MILLE FEUILLES (1000枚の葉プロジェクト)」

●東京理科大学「夢いっぱい!の未来へ一杯!まず乾杯!」

東京理科大学「夢いっぱい!の未来へ一杯!まず乾杯!」

なんともおいしそうなビールのデザインに、先生方から「おおっ、いい色だね」。「未来は明日の積み重ね」という解説に、「プレゼンが上手!アナウンサーでも目指しているの?」と審査員からも褒められていました。きっと練習したのでしょう。

ビールの清涼感を出すため、小さなプラスチックのチップを重ねていったことなど、説明をしていました。ところどころにある泡に近づくと、なんとバーコード! 自分達で作った乾杯サイトにつながるそうです。

東京理科大学「夢いっぱい!の未来へ一杯!まず乾杯!」

●日本女子大学「パラレルチューブ」

日本女子大学「パラレルチューブ」

たくさんのチューブが重なり、遠くから見たときと近くに寄ったときとでは、見え方が違う不思議な作品。「無数の小さな可能性を見つめる親密な目を街の中に引き出すためのデザイン」であることを審査員に説明する学生さん。

「何種類の径を使っているの?」「6種類です」
「なぜ40センチにしたの?」「壁として建てられる長さと、見たときのおもしろさを計算しました」

見た目はシンプルだけれど、計算された作品に審査員からお褒めの言葉。みなさん、プレゼンを終えてほっとしていました。

日本女子大学「パラレルチューブ」

その3に続きます。次は京都市立芸術大学、女子美術大学、一般作品です!

学生・若手アーティストの審査会が熱かった! その1(武蔵野大学、多摩美術大学、早稲田大学、神戸大学)
学生・若手アーティストの審査会が熱かった! その3(京都市立芸術大学、女子美術大学、一般参加)

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