学生・若手アーティストの審査会が熱かった! その3(京都市立芸術大学、女子美術大学、一般参加)
まだまだ続く審査会。予定時間を大幅に過ぎて熱い審査会が続きます。
武蔵野大学、多摩美術大学、早稲田大学、神戸大学、日本工業大学、工学院大学、東京理科大学、日本女子大学のプレゼンが終わり、ほっとした表情の学生たちと比べ、まだまだ緊張しているプレゼン前の学生たち。
続いて京都市立芸術大学、女子美術大学、一般参加の作品と審査会の様子をご紹介しましょう。
●京都市立芸術大学「QRコード −情報と感覚の考察−」
一見、ダンボールを積みかせねただけの作品に見えるこの作品、実は、QRコードになっているのです!
けれども「学校でやったときは読み取れるのに、ここではできないんですよね」と学生さん。「光の関係や明るさもあるから、そのへんが課題だね」と審査員。
QRコードを使った紙芝居仕立てのプレゼンなど、ユニークな学生さんに、先生方も驚いていました。
●女子美術大学「見上げた先には」
学生作品の最後を飾るのは、女子美術大学の黒い多きな箱。「みなさん、中に入ってみてください」と審査員に呼びかけます。天井を見上げると、水溜りがあり、その上には西新宿の風景が。
「みなさんは、いま、水のなかから風景を見ています」との説明に、「おもしろいね」と感心する審査員。
ぽたぽたと落ちる水滴の構造や、コンセプトについてたくさんの質問が投げかけられました。
●一般作品「叫繭」
たくさんの繭で大きな繭を作った不思議な作品。中に入れるとのことで、今日までたくさんの方が入ってみたそうです。
さっそく審査員もひとりづつ入っていました。「あー!」となかで叫ぶ審査員は「遮音性があるね」と感心。
「なぜうねらせた形なの?」「もうちょっと大きく作ろうとは思わなかったの?」とさまざまな質問や指摘がありました。
●感想
今年から参加した新しい審査員の方も多く、熱く熱心な審査会となりました。
プロデューサーである集客創造研究所長の牧村 真史氏は、「とても熱心に審査してくれてありがたい。ちょっと厳しいことを言われたかもしれないけれど、作品の意図をはっきりさせたり、構造的な指摘であったり、学生さんは大変に勉強になったのではないか?」と喜んでいました。
誰が優勝するか楽しみですが、たくさんの言葉を胸に、これからの作品制作に生かしてほしいですね!
新宿アート・コンペティションは9月6日まで、新宿センタービル1Fロビーでまだまだやっています。
ぜひいらしてください。
新宿アート・コンペティション
http://www.scf-web.net/competition/
▼その他の作品はこちら
学生・若手アーティストの審査会が熱かった! その1(武蔵野大学、多摩美術大学、早稲田大学、神戸大学)
学生・若手アーティストの審査会が熱かった! その2(日本工業大学、工学院大学、東京理科大学、日本女子大学)