新宿に雨雲接近!?神戸大学大学院の作品が楽しい!
本日、開幕となりました新宿クリエーターズ・フェスタ!
昨日は、新宿駅周辺で、たくさんのアーティストさんが設置に訪れてきてくれましたが、新宿センタービル1Fロビーでも、新宿アート・コンペの作品を展示する学生さんたちが四苦八苦。夜遅くまで残って作業していたチームもあるようです。
今回のテーマは「デザイン×未来」。どんな作品かちょっとご紹介します。
広いロビーに並ぶ、いくつもの作品。そのなかで何やら綿菓子のような作品を見つけました。なぜか学生さんたちは、シュッシュと霧吹きをかけています。この作品を作ったのは、神戸からやってきた神戸大学大学院 工学部 建築学科 槻橋研究室のみなさんです。
——–ふわふわした作品ですがこれは何を表しているのでしょうか?
雨雲のようなイメージです。雲がふわふわとできていく…気候に対応して作品も変化する、そのおもしろさを出せないかと。そして人が雨宿りをして集まりコミュニティを築く。そんな雨だからこそできる空間を作りたいな、と。
——–なぜシュッシュとスプレーをかけているんですか?
これ、吸水性のポリマーなんです。こうやって水をかけると…ほら!ふわっと膨らんできます。
——–もこもこと膨らんできましたね! 雨が降ったら雲が膨らむ。屋内だけど、なんとも不思議な作品です。
ありがとうございます。お客さんにも水をかけてもらって楽しんでもらおうかな…と思っています。
■ひとこと
代表の女性、中川さんにインタビューを答えてもらいましたが、チームワークは抜群のようです。28日のコンペには、また神戸からやってくるとのこと。がんばってほしいですね!
■展示場所
展示期間 8月21日(金)〜9月6日(日)
展示会場 新宿センタービル1Fロビー
■展示作品
甘雨 —雨は場を育む—
神戸大学大学院 工学部 建築学科 槻橋研究室
中川絵理香
友渕貴之
楠目晃大
小林達矢
森田久也
鎌田悠也
新宿に憂鬱な雨が降り注ぐ。
家路へ急ごうとすると、突如、雲のようなものが現れる。
雨が草木を育むかのように、雨は雲にいのちを与える。
雲はどんどんと雨水を吸収し、膨らんでいく。
未来の都市では、表層的な自然だけではなく、そのうつろいさえ取り込み、可視化する。